防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / B-23 港湾工事のICTブロック据付技術 「水中ジャイロ」「水中遠隔玉外し装置」
作業船上からの遠隔操作により水中構造物据付の「安全性向上」、「省人化」、「省力化」を実現。
潜水作業の機械化および自動化を図り、水中作業の無人化をめざす。
「水中ジャイロ」は、吊荷の水平回転を制御できます。「水中遠隔玉外し装置」は、水底に据付けた吊荷の玉外しができます。どちらも遠隔の船上から操作および制御ができます。これら2つを組合わせて使うことで、水中作業の無人化へ近づけて行きたいと考えています。
「水中ジャイロ」は、クレーン作業において、ブロックの回転をジャイロスコープの原理を利用して遠隔制御する技術で、従来は、潜水士の介錯ロープ操作で対応していました。本技術の活用により、潮流があっても遠隔操作でブロックの向きを保持できるため、安全性及び施工性が向上します。
「水中遠隔玉外し装置」は、水中ブロック据付において、超音波信号によりロックを解除しフックを回転させることにより遠隔で玉外しを行う装置で、従来は、潜水士の手作業で対応していました。本技術の活用により、潜水士作業を省人化でき、玉外しの作業効率が向上します。
上記2つの技術の組み合わせにより、吊荷の向き調整、玉外しを船上から遠隔操作で制御でき、玉外しを短時間できるので、潜水士は吊荷を監視するだけでよく、安全性と施工性の両方が向上します。この2つの技術を組合わせて使うことで、水中作業の無人化へ近づけて行きたいと考えています。
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