建設技術情報(第16期) - 日鉄神鋼建材株式会社TECH16

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防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-03 落石・土砂から人・建物・道路を守る防止柵
「ハイジュールネット」

フレキシブルな構造と緩衝装置で大きな落石や崩壊土砂のエネルギーをしっかり吸収する防止柵

ヒンジ式支柱やダイヤ状ネット、
各所に配置された緩衝装置で荷重を効率的に分散・軽減し、
従来工法より遥かに大きな荷重を柔らかく受け止めるシステムを備えた、
斜面設置型の高エネルギー吸収型落石・土砂防止柵

ハイジュールネットは主に下記の性能を持つ防止柵です。
 <落石>3000kJまでの落石エネルギーを吸収可能
 <土砂>200kN/㎡までの土砂衝撃力を捕捉可能
【ハイジュールネットの特徴】
①1本のワイヤロープを特殊な手順でダイヤ形状に形成し、ロープの交点をクリップ金具で固定した「ケーブルネット」を使用します。
②緩衝装置「ブレーキエレメント」はロープをプレートに縫うように取り付ける構成で、作動時は2つの部材がほどよい摩擦ですべって動くことで、エネルギーを吸収する構造です。
③支柱はピンを中心に回転できる構造となっており、支柱に直接落石が衝突してピンが破損しても、システムを維持することができる構造です。
④一度落石を受けても、現地で簡易な部分補修をすることで機能を回復できます。
⑤支柱間隔は幅広く選択可能で、地形に合わせて柔軟に配置することが可能です。
⑥アンカー基礎であるため、斜面上で大がかりな基礎を必要としません。樹木の伐採も必要最小限に留めることができ、自然環境を守ります。
⑦落石や土砂を衝突させる実物大実証実験を行い、性能を確認しています。
⑧第三者認証機関として、建設技術審査証明を取得しています。(建審証第0801号)

  • 落石・土砂から人・建物・道路を守る防止柵<br>「ハイジュールネット」
  • 落石・土砂から人・建物・道路を守る防止柵<br>「ハイジュールネット」
  • 落石・土砂から人・建物・道路を守る防止柵<br>「ハイジュールネット」
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日鉄神鋼建材株式会社 防災商品部 防災商品営業室  担当 / 掃部 孝博
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