インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術 / B-10 AIを用いた石礫の自動判読技術「グラッチェ」
山地渓流における安全かつ効率的な計測の実現
石礫自動判読
砂防堰堤の設計において、「土石流・流木対策設計技術指針」では砂防堰堤計画地点の上下流各々200mの範囲で礫径調査を実施し、設計諸元を決定することとなっています。
計測を実施する山地渓流は、土石流発生後の不安定な土砂が堆積している状態や、大小の砂礫が混在する樹林化した土石流段丘を伴う場合もあります。このような条件では、作業者の目視による調査では、見落としや作業者による差が発生します。また、渓流の地形条件によっては直接計測できない場合もあります。
本システムは、UAVによる高解像度の垂直写真に対する人工知能(AI)による自動判読技術により、作業効率化と安全性向上性が期待できます。
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