防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-32 補強材の非破壊診断が可能な補強土壁「多数アンカー用NDパネル」
日本の土壌に合わせて開発した多数アンカー式補強土壁工法の健全性を非破壊で診断する技術
・診断時の壁面材の斫りや復旧作業が不要で周辺環境への影響の軽減が図れる。
・補強材の過緊張等が検査可能なため補強土壁の安全性の向上が図れる。
・補強材に作用する荷重を開放しないため診断時の作業安全性の向上が図れる。
従来の補強土壁の補強材は、コンクリート製壁面材(以下壁面材)の背面に取り付けられ、盛土構築後は土中に埋設される。目視点検により壁面材に異常が認められた場合、補強材の健全性を確認するために壁面材を破壊して補強材を露出させて診断し、診断終了後に破壊した箇所をコンクリートで埋め戻す必要がある。当該技術は、従来埋設された補強材の頭部を壁面材の前面に露出させることで、壁面材を破壊することなく実際の補強材の健全性を容易に診断できる。
- TEL03-5782-9088
- MAILhayashi.taketo@okasanlivic.co.jp