建設技術情報(第16期)TECH16

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-26 コンクリート中の鋼材の腐食防止技術

塩害劣化を受けるコンクリート構造物の延命化に有効な電気防食技術

インフラ維持管理 コンクリート構造物の延命化 鉄筋腐食  塩害劣化対策 電気防食 NAKAROD方式

コンクリート構造物の塩害劣化…外部よりコンクリート中に侵入してきた塩化物イオンによって鋼材が腐食し、さびの体積膨張によりかぶりコンクリートが剥落し、構造物の耐力を低下させる現象です。
電気防食…陽極システムからコンクリート中の鋼材に防食電流を供給し、電気エネルギーによって鋼材を腐食から守る工法です。電気防食工法には商用電源を使用する外部電源方式と商用電源を必要としない流電陽極方式があります。
NAKAROD方式…流電陽極方式の電気防食工法であり、電力供給が困難な構造物への適応が可能で停電の影響も受けません。線状の陽極を使用しているため、目視によるコンクリート表面の確認が可能となり、維持管理性に優れています。また、陽極システムのユニット化に成功し、従来の工法よりも飛躍的に施工性が向上しました。
NETIS登録番号 KT-180059-A(線状流電陽極ユニット方式電気防食工法)

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株式会社ナカボーテック 営業統括部 橋梁RCプロジェクトチーム 担当 / 立石 英也